ぼんやり運転が死亡事故に!漫然運転とは?

は人の命を奪う危険なものである、またそれは時に自分の命をも失ってしまうものである。ということはよくよくわかっているつもりでも時間に追われている時はついついスピードを出し過ぎてしまうものですし、子供や同乗者との会話、SNSの通知などに一瞬気を取られてしまうということはよくありますし、そもそも長時間の運転中、ずっと集中力を切らさないというのは人間の能力を超えており、不可能であると言えます。

今回はそんな集中して運転しているつもりでも知らず知らずのうちにぼーっと運転をして注意力が散漫になってしまう漫然運転について記事を書いてまいりたいと思います。

漫然運転とは?

自動車による死亡事故と聞くと「酒酔い運転」や「居眠り運転」などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は最も多い死亡事故原因は、「漫然運転」。「漫然運転」それ自体は罪に問われませんが、これにより死亡事故を起こした場合には「自動車運転過失致死傷罪」となり、懲役7年以下あるいは罰金100万円以下の刑が課されることになります。

そもそも「漫然運転」とは、集中力や注意力が低下した状態で車を運転することです。例えば運転中考え事をしていたたために、視界に入ってくるものに意識が追い付かずぶつかってしまう、つまり交通事故を起こしてしまうことがあるのです。

つまり「心ここにあらず」の状態で運転するのが「漫然運転」で、この点が「安全不確認」や「動静不注視」とは異なる点です。動静不注視や安全不確認の場合は運転手が危険性を認知したうえで、「多分大丈夫」という「だろう運転」をするために事故を起こしてしまいますが、漫然運転の場合はそもそも事故の要因になり得るものを脳が認識していないために、事故を起こしてしまうのです。

また「脇見運転」はスマホやカーナビを見ながら運転する「ながら運転」を含め、前方から視線を外して運転している状態ですが、漫然運転の場合は視線はあくまで前方にあり、ただだけが視界に入るものを認識していない状態にある、という点で違いがあります。

漫然運転の原因は?

前述の通り、運転中に考え事をしていたために漫然運転になり、事故を起こしてしまうことがあります。この「考え事」とは仕事上の悩みなど深刻な問題だけに限らず、例えば「夕食は何にしようか」「週末は何をしようか」といった他愛無いことであっても、これらのことをぼんやりと考えていたせいで運転に集中できず、事故に至るケースが少なくないのです。

また同乗者とのおしゃべりが漫然運転を引き起こすこともあります。デートや友達とのドライブで同乗者との会話に夢中になるあまり、前方を向いていても意識が会話内容に逸れてしまっている、ということがあるのです。同じようにスマホによるハンズフリー通話も、操作や画面への注視をしていなければ道路交通法違反にはなりませんが、会話のために注意がそらされれば漫然運転になってしまう可能性があります。

更に、単調な道での長時間の運転が漫然運転に繋がることもあります。例えば夜間の高速道路や直進が続く交通量の少ない道では、ハンドル操作が少なく事故への緊張感も薄れてしまうため、ぼんやりと他のことを考え始めてしまうかもしれません。また運転への慣れも、緊張感を緩めてしまう要因になるでしょう。

まとめ

今回は運転中、ついついやってしまう漫然運転について記事を書いてまいりました。文中にもあるように漫然運転は事故の原因になるだけでなく、自分、同乗者、そして他人を傷つけてしまう可能性がある危険な運転ですから、運転に疲れた時は意識的にぼーっと運転をしてしまわないように注意しましょう。

それでは最後に漫然運転にならないよう、工夫できることをご紹介しておわりたいと思いますが、以下のものはどれもどなたでも思いつく内容のものではありますが、当たり前が出来なくなってしまうのが漫然運転であるということを鑑みて、なるべく注意を怠らないようにしましょう。

漫然運転は「居眠り」や「ながら」とは違う性質のものであるため、ドライバー自身がその状態に気づきにくく、「自分はいつも運転に集中しているから大丈夫」と思い込んでしまっているケースが少なくありません。自分は大丈夫と過信せず、日頃から漫然運転の予防と対策を心掛けることが重要です。その対策方法について解説します。

〇余裕をもって運転をする

精神的に常に余裕をもった状態で運転することが大切です。「早めに出発する」「前もってルートを確定しておく」など運転前の準備をしっかりと行い、運転に集中しましょう。

〇スマートフォンはドライブモード・マナーモードへ

注意を散漫にさせる原因の中でも多いのはスマートフォンです。運転中にスマートフォンの通知音などに気をとられないよう、ドライブモードやマナーモードにしておきましょう。

〇音楽をかける

音楽を聴きながら運転をすることも効果的です。リラックスして精神的に余裕をもつことにも繋がりますし、眠気を防ぐこともできます。

ですが、あまりにも大きな音量で周囲の音が聞こえなくなったり、音楽に夢中になりすぎたりすると本末転倒です。あくまでも運転に集中しましょう。

引L: https://www.ins-saison.co.jp/otona/oshiete/drive/careless-driving.html#e