あなたは普段、どんな姿勢ですか?悪姿勢のデメリット!

病は気からという言葉があるように、気持ちの問題というのはだけでなく身体や不調を生み出してしまう事が昨今では医学的にも解明されだしてきました。

それは例えば気持ち沈み込んだりしていると普段から持っている腰痛がいつもより激しくなる心因性腰痛であったり、うつ病を始めとして不眠症や自律神経失調症など精神に関わる疾患もやはり心の問題により不調が見られるようになるものです。

またの問題からスタートするのではなく、反対に身体の問題から気持ちが沈んでしまうこともあり、その原因を作る一つが姿勢です。例えばいつもうつむいていると周りからも暗い、地味といった印象を受けるだけでなく常に下を向いていると気持ちもふさぎ込み、それによって先ほどのような症状だったり、内臓疾患、肩こり、腰痛などが発症されることもあります。

猫背を始めとして、悪姿勢には様々な体勢や原因があるのですが、見た目以外はなかなか注目されることがなく、最近になって仕事のやる気が出ない、立ち眩みがする、頭痛がひどいなどの状態が続いている方はもしかすると普段からの姿勢がよくないのかもしれません。

当記事をお読みいただき、ご自身に当てはまる時は姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。それでは記事を始めてまいります。

良い姿勢・悪い姿勢とは?

誰しも子供のころ、一度は親や先生に「姿勢が悪い」と注意されたことがあるでしょう。勿論「姿勢の良し悪し」と一言で言っても立っている時と座っている時でそれぞれ異なるわけですが、ここでは立っている時の姿勢を引き合いに出してみます。

まず立っている時の「正しい姿勢」とは、前から見たときに左右に体重の偏りがなく、かつ横から見たときに耳、肩、股関節、くるぶしの少し前部分が一直線になっている姿勢のことです。これが「良い姿勢」と言われているのは、背骨を含む全身の骨や関節、筋肉に最も負担がかからず、最小限の力で姿勢を維持することができ、物理的にも精神的にも安定しているためです。

「悪い姿勢」とはこの状態から逸脱してしまっている姿勢全てのことですが、特に日本人に多いのはいわゆる「猫背」と呼ばれる姿勢。脊柱が後ろへ曲がり、横から見たときに耳や肩が前へ出てしまっている状態です。また女性の場合、骨盤の傾きにより腰が前に沿ってしまっている「反り腰」も多く見られます。

悪姿勢が及ぼす影響

姿勢が悪くなってしまう原因としては、側弯症や脊椎感染症、パーキンソン病などの病気が関係するものを除けば、多くの場合スマホを長時間利用する、足を組む、カバンをいつも同じ片側で持つ、デスクの高さが合っていないなどといった日常生活からくるものが殆どです。

いずれにしても知らず知らず骨や関節、筋肉に負担をかけ続けることになるため、様々な不調を抱える可能性があり、クオリティオブライフ、つまり生活の質を低下させてしまう結果になりかねません。

例えば猫背の場合首や肩の負担が大きくなるため肩こりや頭痛の原因になりますし、常に前かがみの状態であるため肺が圧迫されて酸素不足となり、疲れやすくなったり集中力が低下したりします。高齢者であれば前方に傾いていることで転びやすくなり、腕が上がりにくくなることもあります。

一方反り腰は慢性的な腰痛や浮腫み、ポッコリお腹を引き起こしますし、そもそも骨盤のゆがみが原因ですから、これが血行を妨げ、冷え性になったり代謝を鈍らせて太りやすくなったり肌荒れを起こしたりと、美容にも健康にも悪影響を与える可能性があるのです。

それで普段から「正しい姿勢」を意識し、悪姿勢の原因となる日常の癖を治していきましょう。一方骨盤の歪みや背骨、関節に器質的な問題がある場合には、整体などで相談し施術してもらうことで改善する可能性もあります。

まとめ

 

今回は主に立っている時の悪姿勢について記事を書いてまいりましたが、姿勢が悪くなる原因は様々に考えられます。例えば遺伝的にそういった身体の構造になっている、何かしらの疾患によって骨格が変形してしまっている、あるいはそういった変え難い要因ではなく、パソコンやスマホの画面を常に見ていることによって前傾姿勢になり、そのまま身体が固まってしまった、姿勢を気にするあまり身体を反らすクセがついてしまった、など様々でそれは今回のように立ち姿勢だけでなく座っている時の姿勢も関係してきます。

それでは本文の最後に正しい姿勢についてご説明して記事を終わりたいと思います。自分の姿勢が良いか悪いかを判断するのは簡単です、まずは壁に背中をくっつけて立ってみてください。この時、頭、肩、お尻、かかとがキチンと壁についているのが良い姿勢です。

もしもいずれかの個所が壁につかなかったり、無理やりつけると違和感を感じるようであれば普段からその箇所が前後左右にズレていないか注意すると正しい姿勢が身につくようになりますから、是非、気を付けてみるようにしてください。

姿勢

Posted by sachi-staff